【絶望の不夜城】スマートタップの「USBの罠」にハマり、水槽が緑の魔境に戻った話
日本メダカ飼育研究所、所長です。
前回、スマートタップ導入による「働き方改革」を声高に宣言しました。
しかし、研究者たるもの、常に謙虚でなければなりません。
私は、重大な「スペック確認ミス」を犯していました。
結論から言いましょう。私の研究所の太陽は、消えていなかったのです。
完璧だと思った「自動化」の盲点
私が導入したTESSANのスマートタップ。
3つのACコンセントが個別にスマホで操作できる、まさに「神機材」だと思っていました。
私は自信満々に、室内飼育用のUSBライトをタップのUSBポートに差し込み、タイマーを設定したのです。
「これで、出張中もメダカたちは規則正しい生活が送れるぞ」
そう確信して、私は数日間、水槽の管理を「システム」に委ねました。
暴かれた「USBの真実」
数日後、ふと夜中に水槽を確認して、私は凍りつきました。
周囲が暗闇に包まれる中、私の水槽だけが、まるで深夜のコンビニのように煌々と輝いていたのです。
「……なぜだ? タイマーはオフになっているはずだぞ?」
慌てて仕様を確認して、絶望しました。
このスマートタップ、「ACコンセントは制御できるが、USBポートは常時通電(制御不能)」という仕様だったのです。
つまり、私の設定したタイマーは虚空を切り、USBライトは24時間365日の「無休営業」を続けていたのでした。
第二次・藻との大戦(グリーン・ウォーター・ウォー)
その結果は、想像を絶するものでした。
数日間の連続点灯により、水槽内は前回以上の「藻の爆発的成長」を遂げていました。
水草は糸状の藻に絡め取られ、ガラス面は緑のベルベットを貼ったかのよう。
せっかくの「みゆきメダカ」の輝きも、厚い緑のカーテンの向こう側に消えてしまいました。
深夜に一人、歯ブラシを手に立ち尽くしました。
「スマート化して楽をしようとした報いが、これか……」
敗北からの学び:アナログへの回帰(一時的)
私は即座にUSBライトを抜き、古いスマホの充電器(ACアダプター)に繋ぎ直しました。
そして、それを「制御可能なACコンセント側」に突き刺したのです。
これでようやく、私の指先で「太陽」を制御できるようになりました。
ハイテクを使いこなそうとして、結局「アダプターを介する」というアナログな工夫に救われる。
これこそが、現代の研究者が直面するリアリティです。
結論
スマート機材を導入する皆さん。
「全部の穴がスマートだ」と思い込むのは、投資で「絶対上がる」と信じるのと同じくらい危険です。
特にUSBポートは「常に電気が流れているだけ」の製品が多々あります。
導入前には、穴の一つひとつが自分の意志に従うかどうか、血眼になって確認することをおすすめします。
私の水槽が再び「透明な楽園」に戻るまで、しばらくは歯ブラシ片手の「戦後処理」が続きそうです。
助手の息子に「パパ、また緑色だね」と笑われないよう、必死に磨き上げます。


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