【布教活動】定年退職した元上司が「暇」だと嘆くので、メダカという名の「沼」を差し出してみた
日本メダカ飼育研究所、所長です。
先日、会社を定年退職された元上司と、久しぶりに飲みに行きました。
現役時代はバリバリと仕事をこなし、威厳のあったその方が、ビールを片手にぽつりと漏らした一言が胸に刺さりました。
「……毎日、やることがなくて暇なんだよ」
自宅警備員という名の新役職
定年後は夫婦でゆったり旅行でも……と考えていたそうなのですが、現実は少し違ったようです。
聞けば、奥様と娘様は二人で仲良く旅行に出かけてしまい、上司は一人、「自宅の留守番(警備)」を任されているとのこと。
広い家で一人、テレビの音だけが響くリビング。
その光景を想像した時、私の研究者としての血が騒ぎました。
「所長、今こそ彼に『命の輝き』を届けるべきではないか?」
研究所からの提案
私は、元上司にこう切り出しました。
「それなら、メダカを飼ってみませんか? 癒やされますし、奥様との会話のきっかけにもなりますよ」
最初は「魚なんて……」と半信半疑だった上司ですが、私がスマホで「みゆきメダカ」の美しい輝きや、最近のベランダ要塞化の話を熱弁すると、次第に身を乗り出してきました。
特に「生き物がいると、家の中に動きが出る」という点に、強く共感してくれたようです。
次回:居酒屋で「生体授与式」
話はトントン拍子に進み、次回の飲み会には私が育てたメダカをいくつか持参することになりました。
居酒屋のテーブルに、キラキラしたメダカが入ったパッキング袋が置かれる……。
傍から見れば謎の取引ですが、私にとっては、研究所の支部を元上司の家に設立するための「重要任務」です。
結論:暇は「研究」で埋められる
「退職して暇だ」というのは、新しい何かを始めるための最高の資産(時間)があるということです。
元上司がメダカにどっぷりハマり、今度は私に「卵が産まれないんだが!」と相談の電話をかけてくる日を楽しみにしています。
もし奥様に「また変なもの増やして!」と怒られたら、その時はぜひ、当研究所の記事を見せて「これは科学的な研究なんだ」と言い訳に使っていただきたいものです。
元上司の「自宅警備」が、明日から「メダカの観察」という有意義な任務に変わることを願って。


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